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【医療業界で働く③】医療機器営業入社後のスケジュールと活動内容

医療業界の営業で一番募集が ある職種。わたしも、医療機器の営業です。

2900文字くらい、3分で読めます。

 

 簡単にいうと、

  • 大きい会社じゃないと、研修制度はない
  • 営業のスケジュールは裁量が大きい
  • 学会シーズンはまーまー忙しい
  • 新卒からの就職は「うーん」ってところ

 

 

営業のスケジュール

 

入社後から見て見ましょう。入社後の研修や人材育成は大企業程充実しています。

 

循環器系医療機器業界は非常に高い専門性が必要なため、3ヵ月程度はお給料を頂きながら勉強をします。その後、3ヵ月~半年程度のOJT(先輩営業マンにくっついて、営業方法を学ぶ)を経て一人立ちしていきます。

 

では、中小企業や100人未満の企業はどうでしょうか。基本的に、研修はありません。参考になる本を2~3冊渡されて「勉強しておいて」。が普通です。中小企業等は、研修する人材も少なければ、営業職についている人間も少ないため研修に人員を割くことが出来ないのが要因です。なので、結構OJTから仕事を覚えろ、と職人気質な感じです。そのため、医療機器業界の中途採用は、「経験者」を歓迎しています。

 

 1日のスケジュール

    ケース①   ケース②   ケース③
8:30  出社  直行移動  直行移動
9:00    内勤
9:30
10:00
10:30   アポ
11:00
11:30    移動
12:00    アポ
12:30    移動
13:00    直帰
13:30  帰社
14:00    アポ
14:30
15:00    移動
15:30
16:00
16:30  帰社  
17:00
17:30

基本的にはこのような時系列でしょうか。

 

担当の営業先が遠方であれば朝5:30から移動、なんて日もざらにあります。後は、上司がいる日、いない日を見定めてアポイントを入れて帰ってしまったりもします。(ケース③)

 

内勤業務が無くても出社しなければならないのが、日本企業の嫌なところ。その代わり誰かに相談したり、上司に報告したりするときには朝の出社が人間関係を作る場でもありますので、良い風習なのかもしれません。

 

10月から3月は学会シーズン

これとは別に、学会への協力もあります。学会とは、~外科学会・~器学会と言って、医者が集まって日ごろの患者情報や、手術の経験等を発表する場です。そのような「学会」はホテル等を貸し切って行います。また、その際に抄録集という本を出したりします。そこには莫大なお金が投資されるわけです。これらのお金はどこから捻出されるのでしょうか?

 

お気づきの方はいらっしゃると思いますが、そう、医療機器/製薬メーカーがお金を出します。これもまた、直接的にお金を出すと問題になるので、広告への掲載や展示と言われる事に協力をしてお金を出します。

 

広告はA4半分で5万円~10万円位。展示は、小学校の机2台分程度で10万円~30万円です。(展示:自社商品を飾るだけ)

 

簡単に説明すると学会とはこんなものです。その時には7:00から学会会場に入ってなければいけないときもあります。ゆるい会社だと10時位だったりもします。また、帰りも22:00を超える時もあります。

 

学会のお手伝いをして、見られもしない広告にお金を払って媚を売る。それが医療機器/製薬メーカーの役割です。また、先生方もメーカーを「財布」としか見てないので、たかってきます。

 

業務内容

 



営業職

①クライアントのサポート

先生やMEの質疑を聞いて、社内で共有、それを回答する。

 

②アポイント

自社製品のアピールを行う

 

③学会関係

仲を深めたい先生が学会に参加するときは、自らも会場に出向きコンタクトを取る

 

④説明会等を開催

 院内での説明会はもちろんの事。仲良くしたい先生を講師として招き、他の病院や外部で講演を開く。会社のキャッシュは減るが、先生へは御礼の謝金が入るので安全に先生方へ金銭を渡す事が出来る。

 

⑤その他事務処理

交通費の精算・納品関係の処理

 

臨床(元臨床工学技士や看護師が多い)

①AEの調査

※AE(Acsident Event):

医療機器には副作用が付きもの。副作用に対してそれが自社製品によるものかを医者が判定し、それをまとめて国に報告します。

 

②説明会の実施

営業とセットで活躍。医療の知識は臨床のスタッフが熟知している

 

③オペ室サポート

医療機器においては、オペ室のスタッフは自社製品がわからないため、臨床がサポートする

 

薬事

・薬事申請(国への使用機器の登録)

 

などなどこのような所でしょうか。

 

 

 

医療業界転職のススメ

 

基本的に新卒での医療機器業界はあまりお勧めしません。やっぱり、一般的な仕事と全く違う、「普通」という常識が通用せずまた、クライアントも非常に社会的地位の高い人が多いです。

 

パターン①

そのため、新卒の場合は、金融・保険・建築・販売、業界は一切問いませんので、まずは「普通の価値観」ある仕事をした方がいいです。そして、25・26歳で転職をした方がいいと思います。社会的考え方、「普通の企業であれば」「一般的には」と言った指針を持ってからでも遅くありません。 そして、若いうちに荒稼ぎしたい人は外資系企業に転職するのが良いでしょう。医療業界は常に人材不足です。こんな私でも、何社からも

「うちの会社に来ませんか?」と引き合いになります。

 

 パターン②

代理店への就職をし、知識の下地を作る。まず、代理店とはなんでしょうか?

代理店とは、メーカーから商品を卸し病院へ運搬する、運び屋さん的役割を持ちます。どこの病院もお抱えの代理店を持ち、教授やその他先生、臨床工学技士などと密にコミュニケーションをとり、毎日のように病院にいます。また、知識も求められるため、研修が豊富であったり、様々なメーカーから頼られる存在です。そのため、外資系企業の営業は頻繁に代理店社員をヘッドハンティングをしています。

 

よく聞く話は、現職給与+100万円+インセンティブとききます。つまり代理店で3年頑張って、年収400万円になった場合、引き抜かれた瞬間、年収500万円になり、インセンティブを手にすることが可能となります。代理店に就職をすることを第一目標にすることも手だと思います。

 

まとめ

如何でしたか?中々新卒で医療機器業界を選ぶ方は早々いないのではないでしょうか。

 

私も、まさか自分が医療機器の業界に入るとは思いませんでした。しかし入ったら入ったで面白い業界ではあります。考えてみてください。近所にもしくは知人に「~大学の教授」はいますか?私はいません。いわば医療業界を動かしている方々と面会し同じ時間を共有できる。また、仲良くなると趣味の話なんかも盛り上がります。

私の場合は同じような立場の人にヘコヘコするくらいなら、ヒエラルキートップの人間にヘコヘコする方がマシだ!と思ってこの業界に足を踏み入れました。笑

 

医療機器業界について深く知りたい方は、「白い巨塔」「ブラックジャックによろしく」などを見ても良いかもしれません。医者と言う人間はどんな人種かと言うのが少しわかると思います。まさにあのままですから、業界の入り口をしる方には良いかもしれません。